ベーススタンドはベースを楽しむ人にとっては必需品と言えます。
しかし、ベーススタンドは様々なタイプが存在します。例えば、スタンドに寄りかからせるタイプやネック部分を吊るすタイプ、いくつかのベースを同時に収納できるタイプなどがあります。これほど選択肢が豊富であれば、どれを購入するべきか迷ってしまう人も多いと思います。
そこで、この記事では様々なベーススタンドをリサーチし、その中でも特に評価の高かった製品をランキングにして解説していきます。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりのベーススタンドを見つけてください。
ベーススタンドを選ぶポイント
では早速、ベーススタンドを選ぶポイントを見ていきましょう。ベーススタンドのほとんどはネックとボディで本体を支える作りになっています。この点に着目しつつお勧めのベーススタンドをご紹介していきます。
安定性を重視する
ベースはそれなりの重さがあります。そのため、それらを支えるベーススタンドは何よりも安定性が必要とされます。
安定性が備わっていないベーススタンドを選んでしまうと少しの衝撃でま楽器が倒れてしまう恐れがあり、最悪の場合楽器が破損してしまう場合もあります。そのため作りがしっかりしていて、安定性が備わっているスタンドを選ぶように心がけましょう。
残念ながらネットで購入する場合は安定性を確かめるために手に取る事はできませんが、スタンドを扱っている店舗が身近にあるなら、実際に手に取って安定性を確かめることをおすすめします。
実際に確かめることができない場合は、スタンドの足の作りがしっかりしたものかどうかや転倒を防ぐための滑り止め等が備えられているかどうかを確認することや口コミなどを参考にすることも有効な手段です。
サイズ感のチェックを怠らない!
ネットなどの画像で見ているとベーススタンドは全て同じようなサイズに見えてしまいます。しかし、実物はネック部分が予想していたよりも長かったり、スタンドの脚部分のサイズが大きいことがあります。思っていたよりも場所をとってしまい置くスペースに困ってしまうと言うこともあり得るので、サイズ感のチェックはとても重要です。
ベースのための収納スペースが手狭である場合や他にものが多くてベーススタンドにあまりにスペースが避けない時は、折畳み式のスタンドを活用するという方法もあります。
2本以上のベースを所有している人は、1本ずつをスタンドに立てて管理しようと思うとかなりの場所をとってしまうので、複数本を同時に収納できるタイプのものを選ぶと良いでしょう。では、早速タイプ別の紹介をしていきたいと思います。
4つのタイプから選ぶ
スタンドには大きく分けて4つの種類があります。所有しているベースの数やスタンドを収納するスペースによってどのタイプを購入するべきか考えましょう。
オーソドックスなスタンドに寄りかからせるタイプ
最もオーソドックスなのはベースをスタンドに寄りかからせるタイプのものです。何よりもシンプルで無駄がありません。シンプルであるが故に、他の種類のスタンドと比較しても価格設定も良心的です。ベース初心者の方にも大変おすすめです。
ネック部分を固定し吊るすタイプ
遠目から見れば寄りかからせるタイプのようにも見えますが、ネック部分を吊るすタイプのベーススタンドはベース本体を寄りかからせて保管するのではなく、ネック部分を固定して支えます。そのため、安定性が抜群で、ベースへのストレスも少ないため、ネック部分のねじれなどの変形を防止してくれるとも言われています。
ベース複数を寄りかからせるタイプ
複数タイプの最大のメリットはベーススタンドのスペースを最小化できることにあります。複数のベースを所持している場合、ベース1つにつき1つのスタンドを準備するとなるとかなりのスペースを確保しなければなりません。しかし、複数タイプのベーススタンドを購入すれば、それ1つで複数本分のベーススタンドを賄うことができます。
注意点としては、ベースがラッカー仕上げの塗装であった時はベース本体がスタンドに接触した際に塗装が剥がれてしまう恐れがあるため、クロスなどを用いて使用するようにしなければなりません。
スペースがない人の味方。壁に掛けるタイプ
部屋が手狭で、ベーススタンドを置くスペースに困っている人におすすめなのが壁に掛けるタイプのベーススタンドです。ネック部分を固定するタイプと同様に、ネックに余計なストレスがかからず変形等の危険性が少なく済みます。また、借家なので壁に穴を開けることができない人は、穴を開ける必要のないアミかけタイプのものもあるので検討してみてください。
おすすめのベーススタンド10選
それでは、いよいよランキング形式でオススメなベーススタンドTOP10をご紹介していきます。あなたにピッタリのベーススタンドを見つけてください。
10位:ARIAベーススタンドGS-2003B BK
468円 (税込)
スペーを取らないコンパクトな折りたたみ式、寄りかからせるタイプ
スペースを取りたくない人に嬉しい折たなみ式のベーススタンドです。ストッパーも付属しているため寄りかからせたベースの転倒も防止してくれます。コンパクトで安定感があるオススメのベーススタンドの1つです。
値段が安価であり、多少のチープさは感じますが初めてのベーススタンドとしては充分だと思います。部屋の中にスタンドのスペースをとることが難しい人に向いています。
安定性 | 〇(ストッパー・滑り止め付き) |
折りたたみ | ◯ |
タイプ | 寄りかからせるタイプ |
9位:NEUMAベーススタンド
2,190円
ボディスタンドのみの無駄のないモデル
次のスタンドも寄りかからせるタイプで、ネック部分を固定するのではなくベースの下部分とベースの背中の部分を支えるタイプのスタンドです。ベースとスタンドが接触する部分には緩衝材が備わっており、ベース本体への傷を防ぐことができると同時に落下を防ぐこともできます。脚の部分も長くは無いためスペースもあまり取りません。さらに、X型のスタンドは折りたたむことができます。
寄りかからせるタイプと比べるとネック部分の固定がないことと、ベースの下の部分だけで支えているため転倒に少し不安がありますが、ベーシックな寄りかからせるタイプと比較すると圧倒的にコンパクトであるため、保管するためのスペースをあまり必要としません。このベーススタンドもスペースを省略したい人に向いていると言えるでしょう。
安定性 | 〇(滑り止め付き) |
折りたたみ | ◯ |
タイプ | 寄りかからせるタイプ |
8位:キクタニマルチベーススタンドGS-600/3
5,010円 (税込)
複数台(3本)対応のスタンド
このベーススタンドも上記と同じように寄りかからせるタイプのスタンドです。しかし、このスタンドは複数台同時に寄りかからせることができる優れものです。最大で3本同時に収納することができ、ベースやベースを横向きした状態で上にあるでっぱりにネックを置いて保管します。しかも、ラッカー塗装に対応しており、色が変わる心配も無用であり、下の部分も傷がつかないようにラバーをあてがっています。滑り止めにもなるため転倒の防止にも役立ちます。
作りもしっかりしており、重さもそれなりにあります。気がかりな転倒も心配無用です。同時に3本を保管することができるので、ベーシックな寄りかからせるタイプに比べ、このタイプのスタンドは圧倒的にスペースを省略できます。まさに、複数本の楽器を持っている人にとってはうってつけのスタンドと言えるでしょう。
安定性 | 〇(滑り止め付き) |
折りたたみ | × |
タイプ | 寄りかからせるタイプ |
7位:HERCULESベースハンガーGSP39WB
1,360円
コンパクトな壁に掛けるタイプ
ネック部分を固定する壁に掛けるタイプのベーススタンドです。スタンドを壁に取り付けて使用します。作りは非常にシンプルでネックを固定する部分のみとなっています。特徴的な点は、ソリッドボディーのベースやベース向けで、ワンサイドネックの場合も垂直で収納が可能であることです。また、重さも約7キログラムまで対応しており、相当の重量を要する楽器でない限り転落することもありません。
注意点としては、取り付ける際に壁に穴を開けなければならないので借家なのでセッティングできない人は使用することができません。そうでない人にとっては容易に取り付けることができるでしょう。スペースを取らないだけでなくインテリアのつもりで壁にセッティングすれば見た目もおしゃれです。
安定性 | 〇 |
折りたたみ | × |
タイプ | 壁に掛けるタイプ |
6位:キクタニベーススタンドGS-101B
1,080円 (税込)
シンプルでラッカー塗装にも対応した寄りかからせるタイプのスタンド
作りがシンプルな寄りかからせるタイプのスタンドです。脚の作りはしっかりしたもので、楽器が手前に転倒するのを防止するためにゴムも備え付けられています。このベーススタンドはネック部分の箇所とベースの下部分を支えるところがラバーで仕上げられています。そのため、ラッカー塗装の楽器であっても安心して寄りかからせることができます。ネックの箇所のスタンドも62cmから70cmまででネック部分のスタンドも高さを調節することができるため、ベースなどのネックの長い楽器でも問題なく使用できます。
楽器を守ることに重点が置いてあり、ベースを傷から守ったり、転倒を防ぐための工夫が備わっています。値段もお手頃でコストパフォーマンスも良いので最初に買うスタンドとしてはぴったりと言えるでしょう。
安定性 | 転倒防止ゴム付き |
折りたたみ | × |
タイプ | 寄りかからせるタイプ |
5位:HERCULESトライ ベーススタンド
GS432B
8,980円 (税込)
希少な複数台を吊るすタイプのスタンド
次に紹介するのは珍しい複数のベースを吊るすタイプのスタンドです。3方向に向けて1本ずつを吊るしていくスタンドで、吊るすことによってネックのストレスを軽減し、長期間の収納にも最適です。同時に3本も吊せるスタンドなのでスペースをとってしまうと思われがちですが、3本の脚はコンパクトで半径37cmほどしかありません。さらに、自重は2.9Kgとかなり余裕があります。
ベースを複数本持っており、ベーシックなスタンドを設置するスペースがないという人にはこのスタンドは非常におすすめです。
安定性 | 〇 |
折りたたみ | × |
タイプ | 吊るすタイプ |
4位:キクタニベースハンガー
GH-525
1,386円 (税込)
どこでも自由自在!吊るすタイプのスタンド
上記で紹介した7位の商品と同様にネック部分を固定することによって吊るして収納するタイプのスタンドです。ネックが垂直な状態ど吊るすことができるので、余分なストレスがなくネックの部分が変形しにくくなると言うメリットがあります。また、ラッカー塗装の楽器にも対応しておりラッカーフィニッシュの楽器も心配せず収納できます。
本来であればこちらの製品も壁に穴を開ける必要があるのですが、別売のネットを購入することによって壁に穴を開けずに使うことができます。賃貸なので壁に穴をあけるなどの作業ができない人にも嬉しい商品となっています。壁に穴をあけられない&ベーススタンドを置くスペースもあまり取れないと言う人に最適なスタンドと言えるでしょう。
安定性 | ー |
折りたたみ | × |
タイプ | 壁に掛けるタイプ |
3位:HERCULESベーススタンド
GS302B
3,127円 (税込)
とても丈夫なソリッドベースに向いたスタンド
寄りかからせるタイプのベーススタンドですが、9位で紹介した商品と同様にネック部分を固定する部分がなく、ベースの下の部分だけで寄りかからせます。スティックベースなどの中身が空洞になっていて厚みのあるタイプのベースには使えず、エレキベースのようなソリッドボディのベース向けのスタンドとなっています。そのため、ベースを寄りかからせるための幅が狭く作られており、その箇所に挟み込む形でベースを収納します。
このスタンドは大変丈夫に作られており、見た目は小さいですが重さも800グラムあります。ネック部分の支えがないので、スタンドからの転倒には注意が必要です。作りはしっかりしていますが折りたたみ機能も付いているためスタンドを置くスペースが確保できない人や持ち運びにも大変便利です。
安定性 | ー |
折りたたみ | ◯ |
タイプ | 寄りかからせるタイプ |
2位:HERCULESシングル・ベーススタンド
GS414B
4,444円 (税込)
1本専用の吊り下げタイプ
次に紹介する商品は吊り下げタイプのスタンドです。5位に同メーカーの商品を紹介していますが、5位の商品は3本掛けの商品でした。その商品の1本バージョンがこのスタンドになります。作りもとてもしっかりしていて、重さも1.9キログラムとかなりの重量があります。ネック部分を固定する箇所と3つの脚から作られています。脚部の半径は31cmで大きくは無いので余分なスペースを取ることもありません。
ベースを固定するための造りにも工夫が施されており、そこそこの重量はありますが折りたためるため持ち運ぶこともできます。欠点を挙げるなら、ラッカー塗装に非対応な点です。しかしながら、他の機能は充分優れているため人気のある商品の1つです。
安定性 | ー |
折りたたみ | ◯ |
タイプ | 吊すタイプ |
1位:キクタニベーススタンドGS-102B
1,827円 (税込)
1番人気のベーシックタイプ
いよいよ1位の紹介です。ベーシックな寄りかからせるタイプのベーススタンドです。ベースを支える箇所は広めに作られており、リゾットベースのみでなくアコースティックベースなども保管することができます。ネックとボディを支える部分にはともにラバーがあしらってあるため、楽器を傷つける心配もありません。ただし、ラッカー塗装のものを使う際には、別売でカバーを購入する必要があるので注意が必要です。
サイズもちょうど良く、必要な機能のみを備えたスタンドですが、シンプルな作りと価格も良心的なため多くのミュージシャンに使用されるベーススタンドです。
安定性 | 滑り止め付き |
折りたたみ | × |
タイプ | 寄りかからせるタイプ |
まとめ
今回はベーススタンド購入ポイントや特徴をランキング形式でご紹介してきました。
部屋の広さや個人的な好みなど様々な観点からあなたにぴったりなベーススタンドを見つけ、今よりも更にベースを楽しんでくださいね。