- ベース用の弦って色々あるけど、どれを選べば良いんだろう?
- 値段にも幅があるけど、価格ほどの違いってあるのかな?
- 選ぶの面倒だから、おすすめのベース弦を教えて欲しい!
あなたはこんな風に悩んでいませんか?
『弦』はベースを演奏する上で欠かすことができないものの一つですが、
多くの方がベースにはこだわっても弦にはあまりこだわらないのが実状です。
ですが、弦の素材や、太さ(ゲージ)、メーカー、構造を変えることによって
今使っているベースのサウンドや弾き心地が劇的に変わります!
自分に合う『弦』はどれなのか?悩んでいる方の少しでもお役に立てるよう弦選びに重要なポイントを絞って紹介していきたいと思います!
パッケージに書かれたゲージ(太さ)の見方
パッケージのどこに弦の太さが記載されているかをチェックします!
パッケージの左側部分に書いてある数字がゲージ(太さ)です!書いてある数字の小さい方が「1弦 (一番細い弦)」で、一番大きいのが「4弦 (一番太い弦)」となります!
※ただし、パッケージの数字はインチ表記となっています。
一般的には、
一弦が0.45で4弦が.105のもの(通称:ヨンゴー、イチマルゴ)、もしくは一弦が0.45で4弦が.100のもの(通称:ヨンゴー、イチマルマル)のことです!
迷ったらこの太さを選べば間違いありません!
弦の太さ(ゲージ)と特徴
では、弦の太さが違うとどんな風にサウンドが変わるのでしょうか?
上の図のように、弦が太い方が音は中低音域が強くなり、どっしりとした重厚なサウンドになります。
また弦の張りが強くなるので、弾くときにはある程度の力が必要です。
逆に弦が細い方が、ベースサウンドの中の中低音域が弱くなるので、高音域が増してギラギラしたサウンドになります。
ただし、弾き心地は弦の張りが弱くなるので、弾くときに力が必要なくなり、楽になります。
どちらか自分に合ったものを選びましょう!
ベーススケールの違いについて
スケールには、いろいろ種類がありますが、いったい何が違うのでしょうか?
スケールとはベース弦の長さを表しています。
当たり前ですが、自分の持っているベースに合ったスケールを選びます。
もしスケールの違う弦を張ってしまうと、チューニングが合わなくなったり、ビビりやすくなったりします。
最悪の場合、弦の長さが足りなくて張れなくなることもあるので注意しましょう!
代表的なモデル&適合するベース弦
「自分のベースに合うスケールがわからない!」という方のために、大まかにモデルごとに合うスケールを紹介していきます。
スーパーロングスケール弦
多弦ベースや裏通しと呼ばれる張り方をするタイプに使われることが多いベース弦です。
ただし、多弦でもロングスケール弦が合うという場合もあるので注意が必要です。
ロングスケール弦
ジャズベースやプレシジョンベースなどに使われる一般的なベース弦です。
だいたいのベースは基本的にはロングスケール弦が使われています。
ミディアムスケールベース弦
SGシェイプなどのGibson系ベースに使われることが多い弦です。
ショートスケール弦
ムスタングベースなど小さめのベースに使われることが多い弦です。
以上が、モデルごとに使われるスケール弦です。
ただし、ごくまれに、普通のジャズベースタイプでもスーパーロングスケール弦を使用する場合もあるので、不安な方は楽器屋さんに詳しく聞いてみることをオススメします。
弦の素材とその特徴
次は、弦の素材による違いについて。
ベース弦の素材には主に『ニッケル』と『ステンレス(スティール)』の2種類があります。
パッケージに記載されているので、すぐわかりますよ。
ニッケル(Nickel)
ベース弦の素材としてはニッケルがよく使われます。
多くのベースメーカーが出荷時の標準弦としています。弾き心地がスムーズで中音域が出しやすいのが特徴です。迷ったらニッケルの弦を買っておけば間違いありません!
ステンレス(Stainless)
ステンレス弦もニッケルに次いで使われているポピュラーな素材の一つです。
素材が硬くて、サビにも強いのが特徴です。また弾き心地は少し硬くて、ザラザラする感じがあります。
スラップ時のバキっとした音はステンレス特有で、高音域がギラギラする印象です。
ラウンド弦とフラットワウンド弦の違い
ラウンド弦とフラットワウンド弦の違いはベース弦の巻き方にあります。ベース弦は弦の中心にある芯線の周りを細い巻線が巻きついている構造になっています。
ラウンドワウンド弦
巻線の断面が丸い弦です。表面がデコボコしていて、触るとザラザラとした感触があります。
音色が明るくて立ち上がりが早く、サスティンに優れています。最も使われているエレキベース弦です。
フラットワウンド弦
巻線の断面が四角い弦です。表面が滑らかで、触るとツルツルした感触があります。音色は丸く落ち着いていて、サスティンが短くなるのが特徴です。アコースティックベースやジャズ系のベースによく使われています。
コーティング弦とは?
コーティング弦とはその名の通りベース弦の表面がコーティングされている弦です。
普通、ベース弦は金属製のため、弾いているうちにサビてきます!そのために弦の表面に特殊なコーティングを施してサビにくく長持ちするようにしたのがコーティング弦です。
通常の弦よりも約2~3倍ほど寿命が伸びると言われています。
しかしコーティングしている分、弦の価格が高くなるのがデメリットです。
弦選びのポイントまとめ
弦の太さを決めよう!
→弦の太さは普通は「.045-.105」くらいです!弦の太さを変えると音色と弾き心地が変わってきます!
スケールを選ぼう!
→ロングスケール用を選べば大体は大丈夫です!不安な場合は店員さんに聞けば教えてくれます!
弦の素材を決めよう!
→ニッケルが定番です!ギラギラ感を求める方はステンレスも選択肢の一つに!
弦の巻き方を決めよう!
→ラウンドワウンド弦が定番です!ジャズをしたい方ならフラットワウンドもあり!
コーティング弦かどうか?
→弦交換の頻度を減らしたい方はコーティング弦を選ぶのも一つの手です!
上記のポイントを押さえた上で弦を選べば、各弦メーカーが発売しているさまざまな弦の特色を生かして、
今まで自分では出せなかったサウンドを生み出すことが可能になります。
一概に『この弦でいいや』ではなく、今日は『この弦を試してみよう!』という気持ちで自分に合った弦を選ぶことが大切です!
ベースにオススメの弦ランキングBEST3
その1 ダダリオ EXL165
店頭販売価格¥3,099(税込)
弦の素材【ニッケル】
太さ【.045~.105】
スケール【ロングスケール】
特徴
メーカーも推奨している一番ポピュラーなベース弦です!ベースの工場出荷時にも大体この弦が張られています。
弦が少し強めに張られていて、音の輪郭がはっきりしているのが特徴です。
これぞベースの音!という明るすぎないサウンド。ベースの持ち味を生かしてくれているようなクセの少ない音のイメージです。
その2 アーニーボール
店頭販売価格¥2,743(税込)
弦の素材【ニッケル】
太さ【.045~.105】
スケール【ロングスケール】
特徴
アーニーボールもベース弦では定番の内の一つです!
弦の張りはダダリオよりも少し弱く、指に優しく弾きやすい感じがします。
音は少しブライトでバキっとしたサウンドが出せるのが特徴です!
その3 リチャードココ RC4GN
店頭販売価格¥3,704(税込)
弦の素材【ニッケル】
太さ【.045~.105】
スケール【スーパーロングスケールまで対応】
特徴
リチャード・ココは、イタリアでハンドメイド製法と素材にこだわった弦を作っているメーカーです。このHPを製作しているスタッフやすしも愛用の一品です。他のメーカーと比べて少し価格は上ですが、ぜひ一度、試して欲しい弦です。
弦の張りが強くても、思いのほか柔らかくとても弾きやすく感じます。サウンドはタイトな高音が特徴なわりには、あまりギラギラした感じはなく扱いやすいです。また他のメーカーと比べて弦の寿命が長く、「いい音」の状態が長続きするのが特徴です!
まとめ
この記事では、おすすめのベース弦ブランドと選び方について解説しました。
ある程度の予算を決めたら、色々と試してみるのが一番ですよ。お気に入りのブランドを見つけて、楽しいベースライフを送ってくださいね!それでは^-^