KORGなど一流ミュージシャンも使用している、プロ御用達のギター、ベースチューナーの選りすぐりをご紹介します!
チューニングにまだ慣れていない方にお勧めのチューナーの選び方や、チューニングの具体的な方法など、正確なチューニングの為に必要な知識を学んでいきましょう。
一般的なチューナーは「クリップ」タイプと「ペダル」タイプ
チューナーはチューニングをする上で欠かせないもので、ピッチ(音程)を測る機材です。
いくつかの種類が存在しますが、殆どのミュージシャンが使っているのがクリップタイプというヘッドに取り付けるタイプと、ペダルタイプという足元に置くタイプの2種類です。
大きな機材を使う場合や音楽スタジオなどで、ラックタイプと言われるラックシステムに組み込むものもあります。
- クリップタイプは楽器の振動から音程を検出
- ペダルタイプはシールドで信号を入力しピッチを検出する
多くのチューナーは、ギターでもベースでも兼用は可能
よく売られているチューナーでは、ギター、ベースの区別がなく、どちらにも対応出来るのが主流です。
よくバンドでは、ギタリストとベーシストが同じ機種のチューナーを揃えて使い、より緻密にチューニングをバンドの中で合わせるという場合があります。
チューナーの使用法は一般的に「クロマチック表示」を基本としている
チューナーは、楽器の出す音に対してAやEというように、ピッチに応じて表示をするものです。
6弦、5弦、4弦とチューナーによっては弦を示する種類のものもありますが、クロマチックの音の名前を身につけるとこによって、楽器をプレイする上でも間違いなくプラスになるので、最初からクロマチックの音階で練習しましょう!
ギターなベースのオーソドックスな調弦の仕方は、6弦の方からE音・A音・D音・G音・B音・E音と合わせるやり方です。ベースの調弦は4弦側からE音・A音・D音・G音にします。
ペグを回してチューナーが正しい音名を表示するところにくるように、弦の音程を調節していきます。針がメーターの真ん中に来るように音を調節しましょう。
チューニングした直ぐ後は音が変化しやすいので、一度合わせた弦でも何度か調節し直すのがポイントです。これが大事なところです。
プロ御用達のおすすめチューナー
ここからは、プロの現場でも使われているおすすめのベースチューナーを厳選してご紹介します。
KORGpitchclip
3,400円(税込)
シンプルでコストパフォーマンスの高いクリップチューナー
デザイン的にもとてもシンプルなクリップチューナーです。クロマチックのみを表示するわかりやすい画面、一ヶ所に絞った可動部分、無駄を削ぎ落としたことにより、高いコストパフォーマンスを実現しました。
多くのミュージシャン達から絶大な人気と評価を集めているKORG 製という事ですので、とてもリーズナブルでありながら、安心して使用できるチューナーであると言えます。楽器店の店員さんの間でも、その求めやすいプライスや耐久性の強さから非常に人気が高いようです。そのクオリティは折り紙付きですので、チューニングがしっかりと出来るのであれば、他の機能は特に必要ないという方にはうってつけです。
KORGクリップ式チューナー ギター/ベース用
2,000円(税込)
ファイン・チューニング機能搭載の高精度なチューナー
Pitchclipと同じくこちらも安心のKORG製のクリップ型チューナーです。価格はPitchclipよりも少し上ですが、ファイン・チューニング機能が搭載されています。
この機能により±0.1セント単位の高精度なチューニングが実現出来ます。ボディは軽くて小さく、耐久性にも優れていて、様々なシーンでギター・ベースに使用する事が出来ます。
tc electronicpolytune clip クリップ式 ポリフォニックチューナー
4,784円(税込)
tc electronic独自のアルゴリズムを取り入れたポリフォニックチューナー
エフェクターやスピーカー、アンプなどあらゆる音楽機材で世界中から非常に高い評価を受けているtc electronic製のクリップ型チューナーです。
ピッチ検出や表示のスピード、±0.02セントとピッチ検出精度も非常に高く、ディスプレイの明瞭度と全ての面において同種のリーズナブルなクリップ型チューナーと比べ優れているという印象です。
このチューナーの一番の特色としましては、tc electronic独自のアルゴリズムを使ったポリフォニックチューニングという機能を搭載している事です。
これは6本の弦をまとめて鳴らすとそれぞれをまとめて表示する機能で、6本の弦をまとめてチューニングする事が出来ます。他のチューナには無い大きな特徴と言えます。
tc electronicPolyTune 3 バッファー内蔵 ポリフォニックチューナー
14,141円(税込)
tc electronicの定番チューナーシリーズ、Polytuneのペダル
tc electronic定番のチューナーシリーズである、Polytuneの最新番ペダルがこちらです。
クリップタイプに比べてペダル型チューナーは精度が高く、ステージングも使いやすいのが強みですが、シールドケーブルで接続する為に、ケーブリングロスという信号の劣化をどうしても起こしてしまいます。
このPolyTune3は、バッファーと呼ばれる回路を搭載することで音の劣化を防ぐ事に成功しています。tc electronicが開発、発売しているBona Fideというバッファーペダルと同様の回路を使用しています。
Sonic ResearchST-300 Mini Stompbox Strobe Tuner
15,980円(税込)
プロの音楽家にも人気の高いST200のコンパクトモデル
反応速度の速さで瞬く間にプロのミュージシャンの間で話題となった、ST200という名チューナーのコンパクト版がこちらのST-300です。圧倒的な反応速度と高い精度はST200にも匹敵する程のクオリティの高さです。
ストロボ式のルーレットディスプレイというディスプレイを使用し、±0.02という繊細な精度を持ちながらもスムースなチューニングを可能にしています。
ドロップチューニングやオープンチューニングなど、クロマチックチューニング以外のカスタムチューニングにも素早く対応する事が出来ます。
KORGポリフォニックチューナー pitchblack PORTABLE ピッチブラック ポータブル ギター/ベース用
7,560円(税込)
KORGのシールドケーブル接続タイプでロスのないシステム構築が実現
KORGによる定番のシールドケーブル接続モデルです。精度の高さやディスプレイの見やすさはさすがKORGチューナーらしく高いクオリティを持っています。
このチューナーの最たる特徴的なポイントは、何と言ってもこの形状です。
細長い形でエフェクターボードのわずかな隙間に配置が可能で、チューナーアウトのついたスイッチャーやボリュームペダルから信号を引いてくる事が出来るので、ロスのないシステム構築をする事が出来ます。
昨今のエフェクターボード事情に大変寄りそったチューナーといえます。
おすすめベースチューナー比較
KORG
ポリフォニックチューナー pitchblack PORTABLE ピッチブラック ポータブル ギター/ベース用
ロスのないシステム構築を可能にするKORGのシールド接続タイプ
Sonic Research
ST-300 Mini Stompbox Strobe Tuner
プロミュージシャンに大人気のST200のコンパクトモデルです
tc electronic
PolyTune 3 バッファー内蔵 ポリフォニックチューナー
tc electronicの定番チューナーシリーズ、Polytuneのペダルタイプがこちらです
tc electronic
polytune clip クリップ式 ポリフォニックチューナー
tc electronicの独自のアルゴリズムを使ったポリフォニックチューナーです
KORG
クリップ式チューナー ギター/ベース用
ファイン・チューニング機能で高精度なチューニングが可能に
KORG
pitch lip
コストパフオーマンスの高い、シンプルなクリップチューナー
スマホ・iPhoneアプリでもチューニングができますか?
日本が誇る世界的なエフェクターブランドのBOSSなどから、最近では複数のチューナーアプリが発表されています。
とても高い精度のため、自宅での練習などにぴったりです。
ただし、携帯端末のマイクから音を拾う仕組みですので、楽器以外の音が大きい場合などはピッチがうまく検出できない場合がありますので、注意が必要です。
まとめ:自分に合った良質なチューナーを選ぼう!
楽器を演奏する人にとってにはチューナーは必須アイテムといえます。今回は私自身が実際に使ってみて、これは人にオススメしたいと思ったチューナーや、チューニングで気をつけた方が良いことについてまとめてみました。
プロのミュージシャンの足元を見てみると多様な種類のチューナーが見られる様に、高品質なチューナーが色々なメーカーからリリースされています。
1000円以下のリーズナブルなチューナーであっても、無料のアプリであってもチューニングには十分なクオリティを持っていますから、その中から最も自分に適した良質なチューナーを選択してください。